笑う介護士の極意

自伝・伝記・エッセイ
著者袖山卓也

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がっち [2008年04月17日(木)]

評価:

まず、私がこの本を読むきっかけは、袖山さん本人のお話を聞く機会があり、彼のいう「10時間れクリエーション」おいうのが気になったからである。また、彼の「日本の高齢者介護を変える」という熱い心意気に、私の心も動かされた。
正直、10時間レクの真相は分からなかったが、介護を行っていく上で、気を付けるべき点、心において置かなければならない。ことを知ることが出来た。

この本で袖山さんは自らが行った、体験した様々な事例を取り上げて紹介している。
私が得ることの出来た介護の理念(というか大切にしておきたいこと)を、文体が定まらないが、心に残ったことから記録していく。

高齢者も人間である。好きで体が動かなくなったわけではないし、認知症になったわけではない。袖山さんはオムツのまま体を動かせない状況を実際に体験し、その悔しさを述べている。
対応の難しい高齢者については観察し、徐々に近づいていき、些細な隙があったらそこからその人の世界を崩さないように介護をしていく。
相手の世界に入っていくこと。本気で。
認知症の方に対しては、抑揚つけて、大きな声で、分かりやすく話す。
食事、入浴、睡眠、その人のリズムを崩してはいけない。
高齢者の体は「ガラス細工」。

など・・。

袖山さんの高齢者との信頼関係を築く才能は、本当にすごい。
面白いように皆さん心を開いていくのだ。
やはりそれは、袖山さん自身も真っ向から、素直に高齢者と接しているからであろう。

この本を読んだ後、アルバイト先の利用者の方々と触れ合うと、いつもより優しい気持ちで接することができる。
自然と心からの笑顔でいられる。
私も笑う介護士になれていたらいいなと思う。


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すみません、取り乱しました。