広告会社は変われるか

政治・経済・ビジネス・科学
著者藤原 治

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スメルジャコフ [2007年02月24日(土)]

評価:


この本では、まず、日本の広告代理店が
スペース・ブローカーである点について触れられている。

この点は、コピーライターの糸井さんも
「不動産業」という言葉で言い得ていたと思うし、
じつは、僕自身も、実体験から同じように考えていた。

なぜ、そうなったのか。
それは、新聞やテレビといった広告媒体が有限だったから、
成り立っていたわけである。

それに対して、インターネットは、どうだろう?
ネットは、既存の媒体と異なり、無限の空間を持つ。

この本の中で、筆者は、デジタルテレビが本格化する2011年以降、
既存の媒体は、本格的にネットの無限性に浸食されていくと予想する。
すなわち、電通をはじめとする広告代理店は、今までとは違った
戦略を余儀なくされるという。

この点を、以前読んだ『企業と倒産の失敗学』の中の
失敗の原因を「特性」と「要因」に分けて考えて見ると面白い。
(もっとも、まだ代理店は失敗したわけではないので、201X年
 における失敗を想定する)

スペースの切り売りを、従来の広告代理店の「特性」とする。
これは過去において成立していたが、201X年では、インターネットの
無限性に押され、スペースの価値がなくなってしまった。これが「要因」。

すなわち、媒体のスペースの価値は、もうないのに、
スペース・ブローカーに、こだわっていたことが
既存の代理店の失敗になるわけである。

本書では、こう記述されている。

企業を取り巻く環境の変化を先取りし、有限な資源を効率よく配分する
戦略が必要である、と。


スメルジャコフ [2007年02月24日(土)]

評価:


◎メモとして(p97,98)

(インターネットは)時間や空間に制限されない。

ということは、メディアがボトムネックになることは、201X年以降考えにくい。
むしろ、201X年以降、ボトムネックは、情報の受け手である生活者(消費者)に
移る。

では、生活者にボトムネックが移るということは、どういうことか。
それは、コンテンツの選択が、生活者の手に委ねられるということを意味する。
これまでは、情報が流れるか流れないかは、メディア如何によったが、
これからは同現象が、生活者によって起ることになるのだ。

…その結果、これまで、媒体にボトムネックがあるという前提の下に、
どの産業よりも生活者に近いと豪語していた広告会社は正念場を迎える。

…(新聞社やテレビ局といった)媒体社との友好関係を武器に戦術展開することは、
時代遅れとなり、生活者を知り尽くせるかという課題が、広告会社のレゾンテールとして新たに突きつけられるだろう。



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すみません、取り乱しました。