松翁論語

自伝・伝記・エッセイ
著者江口克彦

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スメルジャコフ [2006年08月12日(土)]

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松下幸之助の側近がまとめた松翁の名言集。

石田梅岩は、論語をベースに商人のあり方を語った人だし、
渋沢栄一は、実際に論語を下地にして経営を行なった。

本書の前書きでは、(根拠がはっきり書いていないのだが)
松下翁と孔子を並べて語っている。タイトルは、そこから付けたのだろう。

名言集をいくつかピックアップしてみます。

松翁曰く、
「額に汗して働く姿は尊い。だがいつまでも額に汗して働くのは、
 知恵のない話できる。働くことは尊いが、その働きに創意と工夫がほしいところである」

ふむふむ。

松翁曰く、
「経営にも、万一の場合に備えて、設備や資金にダムをつくり、ゆとりをもった
 経営をすすめていくことが肝要である。そうすれば、いかなる経営環境のもと
 でも安定的な経営をすすめていくことができるだろう。」

有名な『ダム経営』というやつだわな。

松翁曰く、
「私は、初めからいいと思って決裁したのは4割ぐらいで、あとの6割は気にいらない
 ことがあっても了承してきた。命令して自分の思うように事をすすめるのも、ひとつの
 行き方であるが、一応決裁するが、そのあと徐々に自分のほうに近づけるのも、責任者
 としてひとつの行き方だと思う」

なーるほど。。。








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