勤勉の哲学

宗教・心理・社会・思想・哲学・教育
著者山本七平

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スメルジャコフ [2006年06月03日(土)]

評価:


司馬遼太郎と山本七平両氏の学識には、驚かされる。

ただ、司馬さんは分かりやすく書かれているが、
七平さんの場合、原文の引用が多く、読む人の教養が問われる。

この本は、とくに多く、書き下し文など
まったく読めないボクは、引用文を飛ばして読まざるを得なかった。

内容は、鈴木正三と石田梅岩の思想が、
日本人を動かす原理として息づいているという話である。

正三の「働くこと自体が仏性の顕現である」という発想は
ちょっと、うなずけるな。

つまり一心不乱に人のために働き、
その結果、お金持ちになっても良いのである。

逆に、お金のために働くというのは
日本人が本来持っている仏性から外れてしまう。
(ホリエモンくん、よく聞くよーに)

たしか、ダライ=ラマも似たことを、おっしゃっている。

仏教の基本なのか知らん。

スメルジャコフ [2006年06月05日(月)]

評価:


石田梅岩の思想は、時代が変わったにせよ、
日本に空気のように息づいているそうです。
そのわりには、名前があまり知られていませんよね。
小林秀雄で、その名前がクローズアップされましたが、
本居宣長もその一人でした。

日本でも自前で思想を深めたユニークな時代があります。
鎖国政策をとっていた江戸時代です。

明治になり、西洋の思想や技術の輸入一辺倒になり、
第二次世界大戦の敗戦で、アメリカを「本家」にしてきた日本では、
せっかくの、日本の先人たちの功績が顕在化することがないようです。

方向が分からなくなっている現在、
子供たちに教育するのは、英語ではなく、
自前で考えた江戸時代の先人たちの哲学じゃないか知らん、
なんてね。

そのためには、漢文や古文をもっと教えるべき。


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