渡邉恒雄自身メディアと権力

ノンフィクション・戦記・世界情勢
著者/監督or主演魚住昭

この本を読書記録に登録する。

読者ナンバー
パスワード (パスワードを忘れた場合はこちらから調べられます。)
評価
コメント
 

スメルジャコフ [2012年08月15日(水)]

評価:


渡辺恒雄の生い立ち、共産党除名から読売新聞入社、大野伴睦の番記者として政治力を付けたこと、中曽根康弘との蜜月、社内抗争を経て代表になる等が描かれている。

参考文献、(会うのに苦労したらしいが)読売周辺の取材、
それに渡邉恒雄自身への計10時間の取材を素材に、まとめられている。

敵に対してはエキセントリックになり、徹底的に排除する。社論は俺だ。俺にいう通りに世の中が動く。はー、すげぇ。

P377を引用しよう。

「世の中を自分の思う方向に持っていこうと思っても力がなきゃできないんだ。俺には幸か不幸か一千万部ある。一千万部の力で総理が動かせる。小渕総理とは毎週のようぬ電話で話すし、小沢一郎ともやっている。政党勢力だって、自自連立だって思うままだし、所得税や法人税の引き下げだって、読売新聞が一年前に書いた通りになる」


top
by/ ホームページ制作・グラフィック・WEBデザイン 8pweb
すみません、取り乱しました。
新潟プロッポー