頭蓋骨のマントラ 上・下

推理・サスペンス・ハードボイルド
著者エリオット・バティスン
翻訳三川基好

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評価
コメント
 

イモおやじ [2005年08月17日(水)]

評価:

アメリカ探偵作家クラブ賞受賞ということで
はずれはないだろうと期待して読み始めた。
期待以上の堂々たる長編サスペンスだった。
主人公の探偵が囚人という設定が秀逸である。
舞台がチベットということもあって
フィリップ・マーロウがインディージョーンズになったような
複雑で深い味わいがある。
惜しむらくは、所々心理描写が饒舌になりすぎて
せっかくのハードボイルドな味わいを薄めてしまう。
濃厚な読み応えのあるミステリーだった。


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