小説日本銀行

小説・古典
著者/監督or主演城山三郎

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評価
コメント
 

スメルジャコフ [2011年03月01日(火)]

評価:


本小説の主題は、常磐新平の解説にあるように、
「戦争でも企業でも、真剣に、真面目に生きたがために、
 かえって死や破滅を招く」であろう。

もっとも、当方は、戦後のインフレの原因を知りたくて、
本小説を再読したのだが。

その原因は、P7の数行に集約されている。

「終戦後、終戦に伴う色々な事務を処理するため、
 政府の支出は、著しく膨張し、民間の企業家は、
 その復興のための巨額の資金を必要とした」

ちなみに、日銀には復興債と引き換えに、
巨額の通貨を市場に供給した。

またインフレ対策としては、P50を参照にすべし。


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すみません、取り乱しました。