江戸時代

宗教・心理・社会・思想・哲学・教育
著者/監督or主演大石慎三郎

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評価
コメント
 

スメルジャコフ [2011年02月17日(木)]

評価:

改めて、江戸時代というのは、
商人が力を持った時代だと思った。

江戸初期、百姓への年貢の取り立ては過酷で、
金利さえ支払えないほど搾取されていたので、
商人たちは、金利なしでお金を貸した。
その変わり、百姓の家族が担保になった。
即ちお金を借りることは、自由を奪われることを意味した。

当初、大名には、無担保でお金を貸した。
いわゆる大名貸しである。
だが、家族を江戸に置く経費、参勤交代、
平和による贅沢が重なり、大名たちは窮した。
さらに、追い打ちを掛けたのは、
明暦の大火による江戸屋敷の焼失である。
以来、お金を踏み倒す大名が多くなり、
商人たちは、担保の差し出し、
即ち、年貢の取り立てまで関わるようになっていく。

結局、大名たちの債務は江戸末期まで膨れ上がり、
明治政府によって引き受けられる。

明治政府の年収120万両に対し、
その額3600万両に達した。


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すみません、取り乱しました。