希望格差社会

政治・経済・ビジネス・科学
著者山田昌弘

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コメント
 

スメルジャコフ [2005年05月11日(水)]

評価:



いま話題の本ですね。

この本の中で、著者は1990年から始まったとされる
新しい社会構造を、良い/悪いという主観的な見方ではなく、
さまざまな見地から客観的に分析しています。

今まで、ぼんやり考えていたことがクリアになったのですが、
反面、ちょっとリアルすぎて、読むのがつらくなりました。

イモおやじ [2005年06月05日(日)]

評価:

上の評価でも、愛読しているいくつかの雑誌の書評でも、たいへん評判がよいのでBook-Off で探してみた。案の定、無かった。日曜日に近所の本屋で探してみると置いてあった。1900円である……。その時は二の足を踏んで、翌日の会社の帰りに購入した。ひさしぶりに分不相応な買い物である。
内容は明確な切り口で今の日本を総括しており、おもしろかった。全体としては、出版の為にあわててまとめた印象があり、論点が何度も基に戻るのが気になった。
確かに今の状況を説得力のある強さで分析しているが、視点や分析における価値観が旧来の日本的、エリート文化人的であるのが少し気になった。社会学者というのは、社会に固執する余り、人格の尊厳を見失う部分があるようだ。しかし、それも含めて、今の日本の病巣の一面を適格に表現しているのかもしれない。
問題を列記した後、おまちかねの解決策の章もあり。2児の父親として期待に胸を膨らませて読んだが、政府が集めた民間委員会の報告書みたいな印象で、もうひとつ展望が開けなかった。ここまでくれば革命の檄文でもよかったんじゃないのだろうか。
グローバル化によって、競争原理、ピンはね・搾取の原理が地域的、人種的なものから、質的・能力的なものに移行しているという考察が、もっとも問題の本質をついているような気がして、恐ろしかった。地域的・人種的な希望格差が、人種や国籍に関係なく個人的な希望格差に移行している。これがグローバル社会の夢であり、恐ろしい現実であるのだろう。

スメルジャコフ [2005年06月07日(火)]

評価:


分析により、解答が得れるのは、
世の中の、ほんの、ひと握りのこと
じゃないか知らん。
科学とか、エンジニアリングとか。

世の中を分析して、バラバラになったものを、
元に戻しても、世の中にならないですものねぇ。

ましてや、映画を見たときの感動を分析してみても、
そのときの感動は永久に戻ってこないわけだし。

分析ではなくて、大きなストーリーを描く人が
出てくると良いんですけど。


イモおやじ [2005年07月15日(金)]

評価:

確かに、分析から指針は生まれませんね。
今の日本に必要なのは というか
国にも会社にもいないのは、
すぐれた指導者なんですね。

イモおやじ [2005年07月15日(金)]

評価:

確かに、分析から指針は生まれませんね。
今の日本に必要なのは というか いないのは、
すぐれた指導者なんですね。

全ての問題の原因もそのへんにあるのかもしれませんね。

スメルジャコフ [2005年07月19日(火)]

評価:


いま戦国時代に凝っています。

武田信玄や上杉謙信は
当時最強と言われていましたが、
次代のビジョンがなかったと言われています。

保守的な傾向があったので、
以前の時代に戻そうという気分もあったでしょう。

それに比べると、織田信長は偉い!
当時、理解されていなかった
経済という視点に目を向けました。

当時、政治上重要な土地に関心を持たず、
堺などに目を向けました。
城は砦であるという考えから、
城の周りの経済まで考えたのも信長です。

楽市楽座、なんて有名ですね。

ライブドアの堀江社長なんて、
わりと、鼻がきくんじゃないかなぁ。

くん、くん。











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