東京をおもう

自伝・伝記・エッセイ
著者谷崎潤一郎

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コメント
 

スメルジャコフ [2009年06月13日(土)]

評価:


「陰影礼讃」を再読しようと思ったが、
 併載されていた「東京をおもう」の方を読んだ。

 教養を引き合いに出す箇所は少しもないのに、
 教養の滋養が感じられる。名文ですわ。

 俺なんどは、逆に教養がないのに、
 (ひけらかす気持ちは、ないのだが)
 ついつい、借り物の知識をしゃべったり、書いたりして、
 気恥ずかしい限りである。

 谷崎先生は地震が嫌いなこと。関東大震災を期に関西に移り住んだこと。
 東京は、東北の入り口で、東北の貧しさが混ざっていること。
 などなど、面白い話題がたくさんあった。


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すみません、取り乱しました。