こころと人生

小説・古典
著者河合隼雄

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スメルジャコフ [2009年04月11日(土)]

評価:


本書を飛ばし読みし、「中年の危機」だけを読んだ。

中年になると、たとえ、お金や地位があっても
「オレは何のために生きてきたんだ、、、」という人が多くなるとか。

このことを非常に早い時期から唱えたのが、ユングで、
氏は、「答えはないけれど、一緒にゆっくり考えていったら何か
出てくるでしょう。しかし、その答えは常識的には出てこない」と言ったという。次元の違う世界に入っていくことによってしか答えは出てこないんだって。村上春樹の小悦を思い出しちまうねぇ。

で、じつはユング自身、中年のときに大きな危機を迎え、
幻聴、幻覚に悩まされるようになったらしいのだが、ユングの凄いところは、それに身を任せ、狂うことなく、「どうして、こんなことが起こるんだろう」と考えた。

本書には、ユングの言った次のようなコトバが紹介されている。

「自分は、ある意味ではひじょうに精神病と近い状況になっているけれど、
そこで体験していることは、昔の宗教家が体験したことか、あるいは昔の
宗教の本に書かれていることと、非常によく似ている」


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すみません、取り乱しました。