うひ山ふみ

小説・古典
著者本居宣長

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評価
コメント
 

スメルジャコフ [2009年02月15日(日)]

評価:



おかしなもので、古文など読めないのに、
読んでるうちに、伸びやかな、よい気持ちになってきた。
(宣長は、そんな人だったに違いない)

さて、本書は、ビギナーに対し、
「古事記」や「日本書紀」、それに「万葉集」といった
歌集を読む心構えを記した本である。

次のような記述がある。

初心のほどは、かたはしより文義を云々、文義の心得がたきところを、
はじめより、一々に解せんとしては、とどこほりて、すすまぬことあれば、
聞えぬところは、まづ、そのままにて過すぞよき、殊に世に難き事にした
るふしぶしを、まづしらんとするは、いといとわろし、ただよく聞こえたる
所に、心をつけて、深く味うべき也。こはよく聞こえたる事也と思ひて、
なほざりに見過ごせば、すべてこまかなる意味もしられず、
又おほく心得がたひの有て、いつまでも其誤りをえさとらざる事有也。

これは、英語を読むときに応用できそう。


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